2023.08.23
まだ終わらないPCB廃棄物問題
オオスミでは安定器の調査を全国で行っています。廃安定器を根拠に基づき仕分けし、可能なものは解体を行います。自社ラボを所有していますので、調査責任者と分析者が連携し、適切な分析試験も実施します。
主なPCB廃棄物のひとつにPCB使用安定器があります。照明器具の部品の一種ですが、PCBを使用しているか使用していないかの判別が難しいために放置されているケースも見られ、問題になっている機器です。
JESCOで処理するためには、廃安定器をJESCO指定の搬入容器に詰め替えることや所定の様式の届出を作成する作業が必須です。しかし、本来高濃度PCB廃棄物でない廃安定器も混ざって保管されているケースが多く見られます。そのためJESCOから仕分けの徹底が呼びかけられているところです。
また、PCB使用廃安定器の解体は原則禁止とされています。ですが一部解体を認められている機種があり、適切な解体を行うことでこれを高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物に分別できます。これにより処理費用を低減することが見込めます。ただ、解体を行う際は事前に連絡することを求める自治体があることや、解体ガラは必ずPCB濃度分析を行わなければならないなど、煩雑な手続きには注意が必要です。
お急ぎください。高濃度PCB廃棄物の処理期間は終了しました。今後、処理場の解体が決定しています。
案)ご一報いただければオオスミがアドバイスいたします。
この他、弊社では仕分けで発生した低濃度PCB廃棄物の処理計画もご提案できます。