2018.08.08
換気のススメ ~効率の良い換気編~
SPM(浮遊粒子状物質)及び光化学オキシダントの原因となるVOCの工場・事業場からの排出抑制を目的とする大気汚染防止法の一部を改正する法律が2006年に全面的に施行されました。
当社は、環境調査・分析、ばい煙測定及び解析などで培った豊富な経験と実績に基づいた確かな揮発性有機化合物測定サービスを提供します。
シックハウス症候群の原因の一つである揮発性有機化合物(VOC)の室内空気環境測定はこちら
VOC削減対策は、法による直接規制と、自主的取り組みを適切に組み合わせる手法を基本としています。自主的取り組みを評価・促進しつつ、大気環境への影響の大きな施設については、シビルミニマム(自治体が住民のために保障しなければならないとされる最低限度の生活環境基準)の観点から法規制を行う、ベストミックスを実現しています。
課せられている義務
※6施設類型・大規模施設(下記規制対象となるVOC排出施設及び排出基準を参照)
対象の施設や設備
取り組みの主体
取り組み内容の例
VOC排出施設 | 規模要件 | 排出基準 |
---|---|---|
塗装施設(吹付塗装に限る) | 排風機の排風能力 100,000㎥/時以上のもの |
自動車製造の用に供する塗装施設(吹付塗装に限る)
・既設 700ppmC ・新設 400ppmC |
その他の塗装施設(吹付塗装に限る) 700ppmC | ||
塗装の用に供する乾燥施設 (吹付塗装及び電着塗装に係るものを除く) |
送風機の送風能力 10,000㎥/時以上のもの |
木材・木製品(家具を含む)の製造の用に供するもの
1,000ppmC |
その他のもの 600ppmC | ||
接着の用に供する乾燥施設 (木材・木製品の製造の用に供する施設及び下欄に掲げる施設を除く) |
送風機の送風能力 15,000㎥/時以上のもの |
1,400ppmC |
印刷回路用銅張積層板、合成樹脂ラミネート容器包装、粘着テープ・粘着シート又は剥離紙の製造における接着の用に供する乾燥施設 | 送風機の送風能力 5,000㎥/時以上のもの |
1,400ppmC |
グラビア印刷の用に供する乾燥施設 | 送風機の送風能力 27,000㎥/時以上のもの |
700ppmC |
オフセット輪転印刷の用に供する乾燥施設 | 送風機の送風能力 7,000㎥/時以上のもの |
400ppmC |
化学製品製造の用に供する乾燥施設 | 送風機の送風能力 3,000㎥/時以上のもの |
600ppmC |
工業製品の洗浄施設 (洗浄の用に供する乾燥施設を含む) |
洗浄剤が空気に接する面の面積が5㎡以上のもの | 400ppmC |
ガソリン、原油、ナフサその他の温度37.8度において蒸気圧が20キロパスカルを超える揮発性有機化合物の貯蔵タンク 〔密閉式及び浮屋根式(内部浮屋根式を含む)のものを除く〕 |
1,000kl以上のもの (ただし、既設の貯蔵タンクについては、容量が2,000kl以上のものは排出基準を適用) | 60,000ppmC |
揮発性有機化合物(VOC)測定においては、現地にて対象ガスの採取を行い、持ち帰り分析を行うことが基本ですが、現地に分析計を持ち込み連続的に監視することも可能です。(防爆地域内は不可)
【実施事項】
測定所要時間:約1時間程度(条件測定含む)
必要に応じて成分分析(ガスクロマトグラフ法)や、低減対策のための現状把握、改善効果の検証、工程別の発生量などの測定も可能です。
作業時間が20分以内に終わってしまう場合はどうすれば良いですか?
測定孔がありませんが測定は可能ですか?
測定孔はどのくらいの大きさが必要ですか