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不明物の内容を明らかにします

製造設備、製造現場、建築物などで見つかった異物や不明物の内容やその発生に至る原因調査を弊社熟練技術者が対応し、解決いたします。
商品の原材料に含まれる不純物や、原材料の組成の分析も承っております。
経験豊かな弊社技術者が工場や建設現場など様々な場所にある不明物を同定し、発生原因から対処方法までアドバイスを行います。

調査例

異物・不明物の調査

  • 配管から流出した異物分析
  • 液体中に発生した異物分析
  • 壁面付着物の分析
  • 水中の浮遊物の分析
  • 土壌中の不明物の分析
  • 不明液体の分析
  • 異物中の環境汚染物質・有害物質の分析

漏水等の調査

  • 脱臭性能試験
  • 洗浄剤の性能試験
  • 薬剤の土中有害物質分解性能に関する試験
  • 有害物質等の除去性能試験

対象業種例

建設業、製造業、卸売業・小売業、不動産業、廃棄物処理業、学術研究、専門・技術サービス業、その他サービス業など

試験項目

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対象\試験 形態観察 元素分析 種類の同定
デジタル
マイクロ
スコープ
走査
電子顕微鏡
エネルギー
分散型
X線分析
ICP-OES ICP/MS フーリエ
変換
赤外分光
GC/MS 粉末
X線回折
有機物
無機物

サービスの流れ

STEP01

お申込み

対象試料について、下記の内容をご連絡ください。

  • 調査試料の詳細及び周辺状況
    大きさ(試料量)、色、発見場所、周辺環境、発生頻度 等
  • 調査目的
    今後の対策案を構築するために、発生原因を突き止めたい 等
STEP02

お打合せ、分析案提出

お申し込み時にいただいた内容を元に詳細な内容確認のため打ち合わせを行います。
その打ち合わせで得られた情報から最適な分析案をご提出いたします。

STEP03

お見積もり、ご依頼

SETP2で提案した内容に基づき、お見積もりを作成いたします。
お見積もりをご確認していただき、ご依頼をお願いいたします。

STEP04

試料採取・分析の実施

現地にて、調査対象の試料を採取いたします。
(採取容器は準備いたしますので、貴社にて採取することも可能です)
採取した試料に対して、提出した分析案に従い分析を実施いたします。

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フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)

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粉末X線回折装置(XRD)

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分析走査電子顕微鏡(SEM-EDS/WDS)

STEP05

報告書提出・結果報告

分析で得られた結果や原因をまとめた報告書を作成し、必要に応じて報告会を実施いたします。

異物・不明物分析の事例

①金属に付着している不明物は何?

異物・不明物分析の事例のイメージ①

②車体の白色付着物は何?

異物・不明物分析の事例のイメージ②

異物分析技術を応用したサービス事例

塵埃(堆積粉塵)の発生原因の調査

工事現場において発生する粉塵と近隣の住環境中でみられる塵埃を比較し因果関係を調べることで塵埃の発生原因が工事現場に影響を受けたものであるかの調査を行いました。
堆積物に含まれる化合物を調べることは、発生原因追及の重要な要素となります。

画像配管の上に堆積した粉塵

排水配管内の閉塞物の分析・調査

配管内の堆積物を清掃してもすぐにまた堆積してしまう事例において、配管内に堆積した物質がどのような化合物であるかを分析することで、堆積原因の調査を行いました。
堆積状況や周辺環境及び過去の事例より問題解決に繋げた事例も多数あります。

画像EDSによるデータ解析

漏洩水の分析

屋内の壁面や床などの漏洩した水の分析を行い、その水が水道水(上水)なのか雨漏り等によるものかの調査をおこないました。
同様に、下水配管からの漏えいなのか雨水による影響なのかを調査した事例もあります。

画像由来不明のたまり水

レアメタル分析

スラグや汚泥の中にも含まれるレアメタルの分析を行いました。
金や白金等の代表的なレアメタルからパラジウムやジルコニウムなど、 幅広い元素の測定実績もあります。

画像ICPによる解析

Q&A

異物とはどのようなものですか。

「異物」とは不明物と同じとお考え下さい。
例えば部屋の中で確認された白い粉が、どのような物質でなぜここにあるのかがわからないようでしたら、その不明物は「異物」として取り扱います。弊社で取り扱いの多い「異物」は付着物、堆積物、閉塞物などが挙げられます。
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ステンレス製籠の赤褐色付着物

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車両中の白色堆積物

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土壌中の赤色埋設物

調査方法はどのように決めていますか?

異物は大別すると有機物か無機物かで調査方法が異なります。
有機物か無機物かを判定するためには、試料中に炭素(C)がどれくらい含まれているかで判別しております。炭素(C)が多く含まれた物質は有機物と判定します。
(ただし、炭や黒鉛といった例外もあります)

組成元素はどのようにして調べますか?

弊社では、組成元素は、電子顕微鏡に付属しているエネルギー分散型X線分析装置で調べることができます。
装置の仕様は下記の通りです。
・測定可能な元素:B(ホウ素)以上の元素
・測定可能な濃度:% オーダー
・特徴:一度に短時間で、含有する元素全て分析できます。

有機化合物分析の概要を教えてください。

材料としての有機化合物は、弊社ではFT-IR(フーリエ変 換赤外分光光度計)で測定・解析を行い、得られたデータと既存データを照合して、有機化合物を同定します。 また、IRスペクトルの帰属からも判定する場合がございます。

無機化合物分析の概要を教えてください。

粉末X線回折装置で測定・解析を行い、得られた結晶構造とエネルギー分散型X線分析装置で得られた元素情報から、無機化合物の同定を行います。

異物分析に必要な量はどれくらいですか?

試料量は多いほうが、多様な調査方法が実施できます。
固形試料(粉状等)であれば、小さじ(5ml)程度の容量でも対応できます。
液体試料(沈殿物等)の場合,100ml~500ml程度が必要です。

試料はどのように採取すればよいですか?
またどのようにしてラボに送付すればよいですか? 

固形試料(粉状等)であれば、刷毛などで採取した試料をチャック付ビニール袋に入れて送付ください。
付着物など上記の方法で採取できない際は、綿棒などで採取ください。
液体試料(沈殿物等)は、ペットボトル内面を上水で洗浄後に目的試料で軽く洗浄したあとに採取して送付ください。

ラボへの試料入荷の日程制限はありますでしょうか。

無機物の場合は特に制限はありませんが、菌類などの場合はすぐに着手する必要がある場合がございますので、GWや年末年始などの連休時は入荷制限が発生する可能性があります。そのため事前にご相談願います。

試験結果速報までの納期を教えてください。

調査試料の検体数にもよりますが、着手後12営業日程度で対応させていただきます。

報告書はどのような形式になりますか。

調査内容により若干の違いはありますが、表紙、要旨、目的、調査試料、調査概要、試験結果、まとめ及び考察の形式になっております。

結果報告について、御社技術者からの説明は可能でしょうか。

技術者の説明訪問及びZoom等でも対応可能です。なお、質問等は電話・メールにて随時対応しております。気軽にお問合せください。

お問い合わせ

お問い合わせの前に
お客様から寄せられるご質問への回答を「よくあるお問い合わせ」ページにまとめております。

以下の情報がありますと迅速に対応が可能です。

  1. お客さまの情報

    会社名、部署名、名前、住所、電話番号、メールアドレス

  2. 調査目的

    例)室内管理等のために、どのような物質かを把握したい

    例)今後の対策案構築のため、発生原因をつきとめたい など

  3. 調査試料及び周辺状況

    1)大きさ(試料量) 

    2)色

    3)発見された場所

    4)周辺環境

    5)頻度

    *弊社からの返信メールに上記の把握できる写真が提供可能であれば添付ください

このサービスが目指すSDGs

質の高い教育をみんなに 働きがいも経済成長も つくる責任つかう責任 パートナーシップで目標を達成しよう

オオスミのSDGsへの取り組み