アスベスト調査

アスベスト調査・分析は経験豊富な技術者にお任せください

オオスミでは、専門性の高い技術者が長年培ってきた技術を駆使し、アスベスト調査・コンサルティングから、図面・目視調査、含有分析、工事中の粉じん濃度測定など一貫した対応を行います。
業界屈指の技術者によるアスベスト採取講習会なども行いますので、ご相談ください。

登録‧資格

作業環境測定機関登録 神奈川労働局14-18

目視

  • アスベスト診断士[一般社団法人JATI協会] 
  • 特定建築物石綿含有建材調査者
  • 一般建築物石綿含有建材調査者
  • 石綿作業主任者
  • 石綿調査診断士[日本アスベスト調査診断協会登録者]

分析

  • 建材製品中の石綿含有率測定のクロスチェックAランク認定分析技術者
    [公益社団法人日本作業環境測定協会]
  • 空気中の石綿計数分析に関するクロスチェックAランク認定分析技術者
    [公益社団法人日本作業環境測定協会]
  • アスベスト繊維計数技能向上プログラム(位相差顕微鏡法)認定者
    [一般社団法人日本環境測定分析協会]
  • 電子顕微鏡二級技士
    [公益社団法人日本顕微鏡学会]

法改正のポイント

アスベスト問題への迅速な対応が求められる中、建築物等の解体工事やアスベスト除去工事等による周辺のアスベスト粉じんの飛散や工事従事者の健康障害の防止を図るため、石綿障害予防規則をはじめ各種法令による規制が強化されています。

法令改正(労働安全衛生法・石綿障害予防規則・大気汚染防止法等)

2020年(令和2年)10月施行済み

労働安全衛生法ケイカル板第1種を破砕、切断する作業は養生の義務化

2021年(令和3年)4月施行済み

事前調査方法の明確化(調査結果の記録と保存・図面目視調査の実施)

  • 工事対象となる全ての部材について設計図書などの文書および目視による調査が必要
  • 上記方法で石綿の使用の有無が明らかにならなかった場合には、分析調査が必要
    (石綿が使用されているものとみなして、ばく露防止措置を講ずれば、分析は不要)
  • 計画届の拡大

2022年(令和4年)4月施行済み

解体・改修工事に係る事前調査結果等の届出制度の新設(電子申請)

  • 建築物の解体工事(解体作業対象の床面積80m2以上)
  • 建築物の改修工事(請負金額100万円以上(税込))
  • 工作物 ※ の解体・改修工事(請負金額100万円以上(税込))
    ※ボイラー・煙突・焼却設備・変電施設等
  • 鋼製の船舶の解体・改修工事(総トン数20トン以上)

2023年(令和5年)10月1日施行済み

事前調査、分析調査を行う者の資格要件新設

  • 事前調査
    特定(一般)建築物石綿含有建材調査者
    一戸建て等石綿含有建材調査者(一戸建て・共同住宅住戸の内部に限定)
    NADA日本アスベスト調査診断協会の登録者
  • 分析調査
    日測協(A又はBランク評価試験合格者)
    日環協(認定インストラクター、技術者試験合格者、エキスパート講習終了者)
    日本繊維状物質研究協会(分析技術試験合格者)
2023年10月1日より、事前調査及び分析は有資格者が行う必要があります。
オオスミでは、有資格者が調査及び分析を行なっています。

事前調査及び分析調査の流れ

解体・改修範囲のアスベスト含有・不含有の明確化を行います。
事前調査(図面・目視)を実施することで、分析の調査費用を確定することができます。

分析調査の流れ

事前調査(書面・目視)

書面調査

建物の書面にてアスベストを使用していそうな建材を調査します

  • 書面調査
  • 書面調査

目視(現地)調査

有資格者が現地に赴き、建物内の全室及び点検口内等を対象に、アスベスト含有の疑いがある建材かを確認します。

  • 目視(現地)調査1
  • 目視(現地)調査2
  • 目視(現地)調査3
  • 目視(現地)調査4
  • 目視(現地)調査5

建材サンプリング

有資格者が指示したところを採取いたします。

注意:2023年(令和5年)10月1日からは、採取場所の指示は有資格者が行う必要があります。

1 採取用具の準備

  • 保護マスク(アスベスト用)
  • 使い捨て手袋
  • 霧吹き
  • スクレーパー
  • ハンマー など

建材サンプリング

2 採取箇所に霧吹きで水を噴霧

※飛散防止のため

建材サンプリング

3 採取

1試料あたり(原則)
成形板、塗材:100cm2の大きさで3ヶ所から採取
吹付材:10cm3の大きさで3ヶ所から採取

塗材の層別分析を行う場合
建材サンプリング

層が崩れないように下地までしっかり採取

※混合せず、代表した1ヶ所の評価になります。

※1法の層別分析の場合、1ヶ所1検体です。3ヶ所取りの場合は3検体扱いとなります。

建材サンプリング

アスベスト分析

分析の種類

アスベスト建材とは、アスベストの含有量が0.1%(重量比)を超える建材です。
どの分析方法で行うかは、求められる仕様により異なります。

横スクロールできます⇔

分析方法 分析方法
の種類
使用する装置 対応する
国際規格
備考
JIS A 1481-1
(1法)
定性分析
アスベストの
有無を判定
実体顕微鏡・
偏光分散顕微鏡
ISO
22262-1
層別に結果が分かるので、主に吹付や外壁の分析に利用されます
JIS A 1481-2
(2法)
X線回折装置・
位相差分散顕微鏡
原則、JIS法に基づき同一建材3ヶ所から採取した試料を混合して分析するため、
製造段階におけるバラツキも考慮した分析結果となります
JIS A 1481-3
(3法)
定量分析
アスベストの
含有量を算出
X線折回折装置
JIS A 1481-4
(4法)
実体顕微鏡・
偏光分散顕微鏡
ISO
22262-2
 
JIS A 1481-5
(5法)
X線回折装置 ISO
22262-3
 

アスベスト分散染色例

  • 画像クリソタイル
  • 画像アモサイト
  • 画像クロシドライト
  • 画像アンソフィライト
  • 画像トレモライト
  • 画像アクチノライト

分散顕微鏡・偏光顕微鏡

  • 画像【アスベスト】分散色 クリソタイル
    (屈折率 1.550)
  • 画像【アスベスト】分散色 アモサイト
    (屈折率:1.680)
  • 画像【アスベスト】分散色 クロシドライト
    (屈折率 1.700)
  • 画像【アスベスト】偏光クリソタイル
  • 画像【アスベスト】偏光アモサイト
  • 画像【アスベスト】偏光クロシドライト

アスベスト分析結果報告書

速報

分析結果を一覧表にて速報いたします。

分析結果 速報の見本

JIS A1481-1

分析結果イメージ

報告書

  • 報告書は、弊社独自様式のものと、厚生労働省様式をご用意しております。
  • 速報後、10日間程度にて報告書を提出させていただきます。
報告書一部見本

工事中のアスベスト濃度測定

アスベスト含有建材の除去、囲い込み、封じ込めなどの工事実施時に 空気中のアスベストを測定し飛散していないことを確認します!

  • 結果は最短で翌営業日に速報します
  • 電子顕微鏡(電子顕微鏡二級技士)によるアスベストの有無の確認にも対応します

建物管理業務に伴うアスベスト調査にも対応!

事務所の中にアスベストが浮遊していないかを調査します!

建物のアスベスト含有建材使用箇所の有無を把握し、含有が懸念される建材を使用している部屋の気中濃度(浮遊状況)などを確認します!

<気中濃度のサンプリング方法>

  • 結果は最短で翌営業日に速報します

事例・実績

アスベスト含有量分析・測定検体数(2023年10月現在)

  • アスベスト含有量分析 45,364 検体(約6,500検体/年)
  • アスベスト気中濃度測定 79,592検体

アスベスト調査・分析等 事例・実績

公共機関

  • 東京国税局
    神田税務署外104施設石綿成分分析業務委託
  • 東京都
    アスベスト分析調査委託
  • 神奈川県横浜市
    建築物の解体工事に係るアスベスト濃度等調査業務委託
  • 神奈川県川崎市
    4処理センター及び粗大ごみ処理施設アスベスト測定調査業務委託
  • 神奈川県相模原市
    解体工事現場の大気中アスベスト調査委託
  • 神奈川県平塚市
    平塚市民病院整備事業アスベスト分析調査業務委託
  • 神奈川県大和市
    大和市公共施設石綿含有分析調査業務委託

民間

  • 製造業
    本社ビル内定期アスベスト濃度測定
  • 解体工事業
    学校解体工場に伴うアスベスト気中濃度測定
  • 建設業
    ビル立体駐車場アスベスト除去・復旧工事に伴うアスベスト含有調査
  • 建設業
    老人福祉施設 空調設備改修工事に伴うアスベスト分析
  • 小売業
    店舗内アスベスト状況目視調査・大気調査
  • 建設業
    電子顕微鏡によるアスベスト含有成分確認分析
  • サービス業
    郵便局のアスベスト含有調査
  • 設備工事業
    設備配管保温材等改修工事に伴う石綿含有調査
  • 製造業
    めっき工場廃業に伴うアスベスト含有量調査
  • サービス業
    珪藻土製品のアスベスト含有量調査
  • 病院
    アスベスト分析調査業務(機械室及び屋根部)
  • 建設業
    ファイバーモニターによる石綿簡易気中濃度測定
  • 機器製造業
    資産除去債務に関わるアスベスト・PCB除去等費用算出支援

特殊なアスベスト調査・分析 事例・実績

アンダーシールの分析
鉄道車両のアンダーシール(瀝青系さび止め断熱塗料)におけるアスベスト含有分析
「鉄道車両等における石綿含有製品等の把握の徹底について」(平成28年12月2日付け基安化発1202第1号)厚生労働省通知より
土壌中の建材分析
土壌中に見つかったアスベスト含有の可能性がある建材の含有分析
排水中の分析
アスベスト含有建材に影響を受けた可能性がある排水の確認分析
液状中の分析
金属修復材中のアスベスト分析
油中のアスベスト分析
接着材中のアスベスト分析
塗料中のアスベスト分析
doramu.jpg

Q&A

事前調査とは何ですか。

アスベスト含有の疑いがある建材を洗い出す調査になります。有資格者が建築図面や設計図書、過去の調査結果等を確認(書面調査)した後に、現地確認(目視調査)を行う必要があります。

自社で採取を行い、分析のみの依頼でも問題はありませんか。

採取自体に資格は必要無いので問題ありません。必要事項を所定の依頼書へご記入の上、密閉のできる2重袋にサンプルを入れご郵送ください。但し、工事に伴う調査箇所の選定については有資格者が行う必要があります。分析のご依頼はこちら

見積依頼に必要な情報は何ですか。

①ご依頼の業務範囲
例:事前調査~サンプリング~分析調査
②対象施設の情報
例:住所、規模
③改修工事の場合は、工事範囲と対象となる部位
例:空調工事を2Fと3Fのフロアで行い、天井と壁に穴を開ける等

アスベストに関する法的規制にはどのようなものがありますか。

主なアスベストに関する法令は、以下のものがあります。

解体・改修に係る関係法令 維持管理に係る関係法令 不動産取引に係る関係法令
労働安全衛生法(厚生労働省)
石綿障害予防規則(厚生労働省)
作業環境測定法(厚生労働省)
じん肺法(厚生労働省)
大気汚染防止法(環境省)
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(環境省)
建築基準法(国土交通省)
宅地建物取引業法(国土交通省)
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(国土交通省・環境省)
住宅の品質確保の促進等に関する法律(国土交通省)

定性分析と定量分析の違いを教えてください。

定性分析とは、石綿の有無を調べます。定性分析にて含有となった場合に、定量分析を行い何%含有しているかを調べます。

アスベスト分析方法の1481-1~1481-4 それぞれの違いを教えてください

分析方法 分析方法の種類 使用する装置 対応する国際規格 備考
JIS A 1481-1 定性分析
(アスベストの有無を判定)
2種類から選択
実体顕微鏡・
偏光顕微鏡
ISO 22262-1 層別分析可能
JIS A 1481-2 X線回折装置・
位相差分散顕微鏡
日本独自分析方法
JIS A 1481-3 定量分析
(アスベストの含有量を算出)
2種類から選択
X線回折装置 日本独自分析方法
JIS A 1481-4 実体顕微鏡・
偏光顕微鏡
ISO 22262-2

お客様の声~顧客満足度アンケートより抜粋~

アスベスト調査(営業・技術・品質)への評価コメント

  • 丁寧な説明と、対応の速さにとても満足しました
  • 採取場所に関して、 無駄の無いようにご提案頂きました。 結果、 予算アップ等も無しでした
  • 工事品質、 納期共に満足しております
  • 信用できる分析内容と対応
  • スタッフやサービスの質に満足している

graph

※アンケート実施時期 2023年2月 他

調査ガイドブックのご案内

規制強化により、すべての部材に対し事前調査が必要!!
法改正の重要なポイントや調査の流れを分かりやすくまとめた、アスベスト調査ガイドブックをご用意しています。 ガイドブックをご希望の方は、オオスミ営業担当者までご依頼ください。

調査ガイドブックのご案内

参考リンク

このサービスが目指すSDGs

すべての人に健康と福祉を 質の高い教育をみんなに 住み続けられるまちづくりを つくる責任つかう責任 パートナーシップで目標を達成しよう

オオスミのSDGsへの取り組み