マイクロプラスチック（MPs）調査

サンプリングから分析まで一貫対応

オオスミでは、長年培った環境分析の経験を活かし、マイクロプラスチック分析試料のサンプリング、プラスチック候補粒子のピッキング、サイズ計測、写真撮影、材質判定まで、一貫で対応いたします。何から行ったらよいかわからない場合も、まずはご相談ください。
1mm未満のMPs測定可能な顕微FT-IRも保持しているため、飲料水の分析や、研究開発などにも活用できます。

対象業種例

食料品製造業、飲料・たばこ・飼料製造業、化学工業、プラスチック製品製造業、その他の製造業、漁業、農業、医療業、教育機関（⼤学など）学術・開発研究機関など

調査対象例

河川水
海水（底質）
土壌・発酵汚泥
生物の消化管
事業所の工程排水
人工芝競技場

サービスの流れ

STEP01

お問い合わせ・打ち合わせ・お見積り

お問い合わせ内容をヒアリングさせて頂き、具体的な調査範囲、測定項目などの確認・共有をいたします。
その後、共有内容に基づき、お見積りを作成いたします。

STEP02

調査の実施

以下の調査内容を実施いたします。

サンプリング
前処理およびピッキング
サンプル観察・サイズ計測
材質判定
結果のまとめ

STEP03

ご報告

調査結果をまとめたものをご提出となります。
お客様のご要望に合わせた形式での報告も対応させて頂きます。

ガイドラインに基づく調査事例

１．サンプリング

経験豊富な技術者が対応します。
狭い水路や流れの無い水域では、マイクロプラスチック採取器『アルバトロス』(㈱ピリカ)も利用可能です。

２．前処理およびピッキング

酸化処理や比重分離などを行い、試料からマイクロプラスチックを抽出します。
サンプルの状態に応じて必要な前処理を行います。

３．サンプル観察・サイズ計測

実体顕微鏡による観察や撮影、サイズ計測を行います。

４．材質判定

FT-IRや顕微FT-IRを用い、スペクトル解析により材質（ポリエチレン、ポリプロピレンなど）を判定します。

５．結果のまとめ

試料中のマイクロプラスチック濃度を計算します。
得られた写真や材質判定データをまとめます。

測定項⽬

お客様のご要望に合わせ、以下の測定項目を実施いたします。

サイズ（長径、短径）
粒子数
粒子サイズ
総重量
材質判定

ペットボトル飲料中のマイクロプラスチック分析

ペットボトル飲料水いちどチェックしてみませんか？

最近話題となっているペットボトル飲料中のマイクロプラスチック分析を行っています。
ペットボトル１本送るだけで簡単にチェックできます。
お気軽にご依頼ください。

工場排水のマイクロプラスチック分析

マイクロプラスチックが含まれていないかいちど調べてみませんか？

工場・事業所排水のマイクロプラスチック分析をはじめました。
1L送るだけで簡単に自社排水中のマイクロプラスチックの量がわかります。
お気軽にご依頼ください。

事例・実績

分析‧測定検体数（2023年3⽉現在）

検体数　636検体以上（2019年～2023年）
粒子数　17,000粒子以上

調査・分析等　事例・実績

地方自治体

河川におけるマイクロプラスチック分布調査・分析
民間企業

製品評価に伴う調査、排水中のマイクロプラスチック分析
国立大学・博物館

学術研究に伴う調査・分析、生体中のマイクロプラスチック調査
一般社団法人

国内外のマイクロプラスチック分布調査のための分析

Q&A

調査期間と費用はどれくらいですか: お客様とのご要望内容により変更されますが、期間は2～3週間くらいとなります。
費用についても調査内容により異なりますので、まずはお見積りさせて頂きます。

採取から実施していますか？: 実施しています。調査時期、調査期間などはご相談して頂ければと思います。

マイクロプラスチックを調べると何がわかりますか？: マイクロプラスチックが試料の中に何個（何g）含まれているか「濃度」を知ることができます。水質の場合は、個/Lやmg/L、土壌や内臓の場合は、個/kgやmg/kgで表現されます。他の調査結果との比較が可能となり、環境や人体への影響評価に活用されます。

MPに関する法律はありますか？また罰則はありますか？

「プラスチックにかかわる資源循環の促進等に関する法律」（2022年4月施行）はありますが、マイクロプラスチックに関する直接的な内容ではありません。
近い規制として、浮遊物質量があります。2mmより小さいサイズが対象のため、一般的なマイクロプラスチックのサイズから外れています。

排水分析

環境水分析

環境省のガイドラインに従った調査は可能ですか？: 対応可能です。調査事例を参照ください。

環境省のガイドラインで対象となるMPsの大きさの範囲はどれくらいでしょうか？またその範囲での調査依頼は対応可能でしょうか？: 環境省ガイドラインでは、「河川・湖沼水中の5 mm 未満のプラスチック片・繊維を対象」としております。弊社ではお客様のご要望に合わせ、5㎜以上、1㎜未満も測定を実施しており、大きさの対象範囲はお客様とのご協議により決めさせて頂いております。