環境債務・資産除去債務に関する情報Vol.1

環境債務が企業価値を左右する時代が来ます!! ~「資産除去債務に関する会計基準」実施を契機として

財団法人財務会計基準機構 は、国際会計基準との差異の縮小や投資情報として役立たせることを目的として、2008年に「資産除去債務に関する会計基準(2010年適用)」を公表しました。これは、有形固定資産に含まれる有害汚染物質の除去が法令・契約で不可避な場合、この費用を資産除去債務として計上するというものです。
この会計基準の実施を契機に、金融機関からの融資の際や投資家への情報として、適切な環境債務(法的義務のないものも含む有害汚染物質の除去などに必要となる費用)の計上が社会的に要求されるとともに、環境債務情報の透明性が企業の価値を決定する時代が到来すると考えられます。
 これにより、法令に基づく義務にかかわらず、保有する資産の現状の環境負荷を調査し、把握しておくことが必要となってきます。

今後の見通し

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