9月13日(金)の午後、横浜市開港記念会館にて、ロックフェスのように楽しい雰囲気で環境問題を叫んで伝えるフェスイベント『第3回ラウド&ピース』を開催しました。関東大震災の数年前に建てられた歴史ある建物での開催。第1回の「食」、第2回の「ごみ」に続き、第3回目は「脱炭素」。のべ96名もの方々が来場してくださいました。
4名の有識者にスピーチいただいた、当日の模様を少しご紹介します。
公認会計士・気象予報士・エネルギー管理士・生産技術者の4つの顔
スピーチのトップバッターは4つの顔を持つ吉川武文さん。
私たちが本気で21世紀を生き抜きたければ「省エネ」ではなく「卒エネ」が必要な事、会計を変えなければ「脱炭素」も達成できない、大気を冷やしてきた海が湯たんぽになっている事実など、まさに4つの顔を持つ吉川さんならではの熱くそして納得感のある話をしてくださいました。
再エネ調達のこと
続いては㈱UPDATERの森さん。
「みんな電力」という名前でご存知の方も多いと思います。再生可能エネルギーの調達について詳しく、わかりやすく語ってくださいました。「顔の見える電力」として、発電事業者の情報開示をしていることや自然環境・生態系・社会との調和に配慮している電力の調達に努めている話など見えない電力だからこそ大切にしているポリシーが伝わってくる話でした。
横浜の歴史の語り部
横浜で生まれ育ち、御年96歳の杉島和三郎さん。
三菱重工業にて原動機や環境プラントの設計・研究開発に従事してこられ、現在は色々な団体での活動、横浜の歴史の語り部として大活躍。大八車やバイオマスとしてのかまどの話、低炭素活動への想いなどをお話いただきました。
何より感動したのは生涯現役のチャレンジ精神で、AIに挑戦中との事。フェイスブックでは1380人のフォロワーがいらっしゃるすごい方です。
いつもの暮らしの中で低炭素生活を実現
スピーカーのトリはNPO法人チルドリン代表理事の蒲生美智代さん。
全国にリアル会員5,000人、WEB会員20,000人を抱えるチルドリンの活動の紹介をしていただきました。
木を積極的につかうことや脱プラの話など「小さく・凛と・自由に」をモットーに様々な活動をしてこられたことが素晴らしいと思いました。
反響はいかに?
その他、館内ミニツアーや弊社社長大角武志の「低炭素生活を実現する!食べることに関するチェンジアクションのすすめ」、ベストドレッサー賞なども行い、大盛況の内に終幕しました。
ご参加いただいた方々から『難しいテーマをやさしく話してくれてよく分かった』『自分もやってみたい事例があった』『ひとつのテーマに対して色々な方からの話があって勉強になった』などなどたくさんの嬉しいご感想をいただきました。
このラウド&ピースは、2030年までは毎年SDGsに関わるテーマで行う予定ですので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。