sinto.jpgオオスミではこのたび新ラボをオープンしました!

 「お客様にオオスミ社の想いを伝えたい」そんな気持ちを込めた新ラボは、単なる化学分析ラボではなく、くすっと笑える仕掛けも含めて色々なメッセージを詰め込んだ建物となっています。

 ぜひ一度見学に来ていただけたらと思いますが、今回はその一部をブログでご案内いたします。

地球のドクターがちりばめられています

 オオスミのコーポレートスローガンである「地球のドクター」。
 入口のドアマットや廊下と部屋の仕切り窓など要所要所にちりばめられたマークは、「地球のドクターでありたい」という私たちのメッセージです。

 ドアマットには英語のメッセージも入れました。どんなメッセージなのかはお楽しみ。

泣く泣く伐採したクスノキ

 t.jpgこの新棟を建てる時に立派なクスノキを切らなければなりませんでした。
 その生きた証を残すため切り株をアップサイクルしました。
 社内には5つのテーブルを、地元の瀬谷第二小学校(社長の母校)にも切り株を寄付。教室でゲスト用のイスとして活用されています。ちなみにテーブルの脚の部分は家具工場で余って捨てられる寸前のものを利用しています。

自然を感じられる「木製のプレート」

 1.クロマト分析室.jpg部屋には無垢のウッドでプレートをつけました。
 屋内にいても自然を感じられるように、そして私たちが環境保全につなげる仕事をしているという意識を保つためでもあります。ろう者の方が経営する会社で働くろう者の方がレーザー加工で作ってくれました。

ラボ見学時には宇宙人を探してみて!

 4か所あるトイレのうち2か所に"There's no Planet B."というメッセージボードを持った宇宙人が座っています。地球はひとつしかないから大事にしないとね、とリアルすぎる宇宙人が語りかけているようです。
 ちなみに4階のトイレの入り口プレートにも宇宙人が登場。これは「誰でも使えるよ」という意味です。

多目的実験室

 今は会議室として利用している4階のスペースは将来的には多目的実験室として機能するように準備しており、環境教室などを開催することを考えています。ここには昨年夏に開催した「第1回環境絵画展」で受賞した方々の絵を飾っています。是非力作を見てください。
 また、この4階スペースを車いすの方にも利用してもらえるように広いトイレやエレベーターを用意しました。

 

環境配慮について

 新ラボは環境に配慮した設計をしています。
 mado.JPG使用電力は屋上に設置されている太陽光パネルと電力会社からの調達により再生可能エネルギー100%。LED照明、人感センサーによる点灯、空調機・排気ファン・排水ポンプのモーターの高効率化とインバーター制御、エアコンの集中制御による不要な部分の一部停止などはもちろんのこと、窓には「樹脂製の採光ブラインド※」を設置して、照度の調整と遮熱、放熱防止をすることでエアコンの負荷を軽減するなど、省エネ診断事業の経験も活かした工夫を取り入れています。
 ※採光ブラインドを設置することで、窓とブラインド間に空気層ができ、外気と室内空気の伝熱防止となります。また、樹脂製を選んだのはスチール製のブラインドより伝熱係数が低いからです。

 このようなこだわりの新ラボ棟ができたことで環境分析や環境調査という、あまり世の中に知られていない仕事を少しでも知ってもらえて、こんな仕事をしてみたいという人が多くなると良いなと思っています。そして、この地球を守っていくための色々なアイデアがどんどん湧き出る会社にしていきたいと思っています。

専務取締役 鈴木