baby.jpg 今回、株式会社オオスミで男性として初めて育児休業制度を活用させていただきました。 まだまだ男性育休の認知度の低い中ですので、体験談と併せて流れを知ってもらえればと思い少しまとめてみました。

1.取得の決断

 自分の不在時の会社業務の事を考えてしまうと、育児休業を取得の決断は難しくなりなかなか取得できないと思います。会社として「男性育児休業が取れる職場」とアピールできるといったプラス面があると考えて、決めてしまうしかないと思います。また、育児休業というものを調べてよく知ることも、なんとなくの不安を取り除く一助になります。

2.相談

 取得を決意した後は上司への相談になります。なるべく早い方がよいですが妊娠安定期以降の相談になりますので、取得の半年前ぐらいのタイミングになります。そこまでに引継ぎがスムーズにいくように、資料作成等のできることをしておければ時間を無駄にせずに過ごせると思います。

3.休業時の詳細の決定

 取得が決まった後は具体的な引継ぎを実施していきます。復帰前提の引継ぎなので退社する人間に対しての引継ぎとは、少し変わるかもしれません。少なくとも引継ぎ期間は長めに設定も可能です。自らの業務を整理できることにもなります。引継ぎ先の負担を考えてしまうと、どうしようもなくなるのでプラス要因を考えていきます。

4.スタート

 いざ出産となると予定日より早まることも遅くなることも考えられます。育児休業は出産後に取得できる制度なので、育児休業に入る前に有給休暇で予定日の一週間ほど前から休みをいただきました。これにより、母親が入院中でも上の子供の世話をすることができました。

5.育児休業中

 育児休業中は給付金が振り込まれるまで、しばらく収入無しで過ごさなければいけません。私は4月末に育児休業に入ったのですが、コロナの影響もあり実際に給付金が振り込まれたのは8月頭でした。急な出費もあるかもしれませんし、無給という不安を軽減するためにも、半年くらいは無給でも生活していける貯金は必要となります。

6.終了

 育児休業の終了は終わりではなく、仕事と家庭をうまく両立して歩んでいく事へのスタートであり、育児休業は家事育児を習熟するための準備期間でもあったのだと、家事育児を経験して仕事に復帰してから気づかされました。

 最後に、復帰数か月後の現在、家庭と仕事をいかに両立させていくかはまだまだ試行錯誤の段階です。おそらく解決することはないのだと思いますが、今回の経験でより充実した人生を送れそうな気がします。

 分析技術グループ 松川