昨年11月に、オオスミは創業50年を迎えました。創業50年の記念品は、大角社長のアイデアにより「ふろしき」に決定しました!
ふろしきプロジェクトストーリー
創業50年の記念品は、いつでも持ち歩けて愛着を持ってもらえるエコなもの、そんなコンセプトで探していました。そんなとき見つけたものがふろしきです。昔からあって馴染みが深く、それでいてエコバッグよりどこか新しい素敵なアイテムです。社長を筆頭に6名のメンバーで、デザイン、大きさ、素材まで1から考え作り上げました。
デザインは6人の案をデザイン会社がまとめ、それを基に決定しました。双葉がオオスミのロゴマークの地球を形作っています。この双葉はオオスミロゴのiの葉っぱでできており、地球と自然をオオスミのロゴを使って表現したデザインになっています。
バッグのように使えてなんでも入る大きいサイズとお弁当を包むなどちょっとしたことに使えるサイズの2枚を用意。素材は綿なので気軽に洗って繰り返し使えます。
ふろしき工場は冬でもシャツ1枚!?
3月1日、ふろしきを実際に作っている工場を見学させていただくことが出来ました。今回お伺いしたふろしき工場は東京都八王子にある株式会社勝田ナセン様です。ふろしきを一枚一枚手染めで作っている会社です。
工場の中は、スーツでは暑いくらいの温度でした!作業をする職人さんたちは皆さんシャツ一枚で、中には半袖の方もいらっしゃいました。
夏は室温が40℃にもなるそうです
ふろしきの作成工程
ふろしきの作成工程は、染める→乾かす→蒸す→水洗→製品化、という流れになっています。
①染める
塗る工程は台の上に布を伸ばし広げることからスタートします。まずは模様の部分である「きなり色」を入れます。シルクスクリーンを貼った版型を布の上にかぶせ、型の下部に染料を入れ、スケージと呼ばれるゴム刷毛を上から下へとスライドさせていきます。
型をどかすと「きなり色」の模様が現れました。その上から、もう1枚のシルクスクリーンの版型をかぶせ、背景色を入れていきます。
ロゴマークもばっちりです。このように細かい模様は模様の色と背景の色をうまく調整することで表現します。「きなり色」と背景のオオスミブルーが綺麗にあっていますね。
②乾かす
布を染めたら染料を乾かします。染める台は、少し熱を持っていて染料を乾かすことにも役立ちます。
③蒸す
乾燥が終わったら100℃以上の蒸し機で15分蒸します。蒸すことで染料を定着させて水で洗っても落ちなくなります。
④整理、製品化
他の会社で布の裁断、ふちを縫うなどの仕上げを行い製品となります。裁断は、裁ち鋏を使用しています。
ふろしき作成体験!
今回、勝田ナセン様のご厚意で染めの工程を体験させて頂きました。
染め作業は体をめいっぱい伸ばす必要があり、体勢が苦しかったです。
その状態で一定の力をかけて染めるのは至難の業でした。50年のロゴマークのつぶれ具合で職人さんとの違いが一目瞭然でした。型を外してみると背景色にも色ムラがあり、改めて職人さんの技術力を感じました。非常に貴重な経験となりました。
今回、ふろしき工場を見学し、改めてふろしきの良さを確認できました。
オオスミでは皆さまにエコアイテムとしての新しい「ふろしき」の姿を発信してまいりたいと思います。
THE FUROSHIKI オオスミ・エコプロジェクト・フロシキ編
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ぜひご覧ください。