5月10日に、私たち新入社員6名を含めたオオスミ社員14名で、環境関連の3施設を見学しました。
その模様を、新人社会見学レポート『新鮮な目線』として今年も連載させていただきます。
トップバッター、趣味がギター(アコギやエレキ)という音楽センス抜群の技術者、中野・堀川の2名がレポートします。
金沢水再生センターは下水処理を行なっている施設であり、24時間稼働することで私たち横浜市民の快適な生活を守ってくれています。暮らしの中で、当たり前のように汚れた台所の水やトイレが流せるのはこういった下水道施設のおかげなのです。
また、わずかな勾配がある下水管によって、金沢水再生センターには横浜市の各地から下水が自然と流れ込んでくる仕組みになっています。このような仕組みによって、たくさんの下水を効率良く管理することができるのです。
下水が処理されて海や川に放流されるまでの工程は、大きく3段階に分けることができます。
第1段階では大きなゴミや砂を取り除き、浮遊物をゆっくりと時間をかけて沈殿させます。
第2段階では前段階の上水だけをたくさんの微生物が住んでいる反応タンクへ送り、彼らに汚れを食べてもらいます。そして
第3段階ではきれいな水だけを取り出して消毒した後、海や川に放流します。
また、安定した水質を維持するために各工程で水質検査を行なっているため、放流水で自然環境を汚染する心配もありません。
金沢水再生センターには1つの謎があります。私たちは確認できませんでしたが、第三段階の水槽に、グッピーが生息しているということです。
何故、グッピーが水槽にいるのかは解明されていないそうですが、どこかで飼われていたグッピーが水槽を抜け出し、ファインディング・ニモのような大冒険の末に辿り着いたのかもしれませんね。
このグッピーの存在は、金沢水再生センターが生物に害のない方法で、下水処理を行っていることの証明になるのではないでしょうか。
オオスミは、金沢水再生センターのような施設の水質検査等の手助けをすることを仕事の1つとしています。私たちは、かけがえのない地球を守りたいと考えオオスミに入社しました。このような町の水再生をしていく施設を見ると、水処理の大切さを改めて感じるとともに、少しでも早く地球を守る手助けができるよう努力していきたいと思いました。
次は、鈴木さんと田邊さんに繋ぎます。