皆さんは毎日、お腹いっぱいに美味しいものを食べられていますか?
このブログを読まれる方の多くは、飢えを感じるほど食事に困ったことはないと思います。
しかし国際連合食糧農業機関(FAO)によれば、人口が97 億人に達するであろう2050年には、農業生産量を2012 年比で50%増加させる必要があるとの試算が発表されています。
飽食の日本において食料不足や飢餓と聞いても実感が湧きませんが、日本の食糧自給率は38%に留まっており(令和元年度 農水省)、非常に脆弱な食料生産システムであるのは疑いようのない事実です。世界が食料不足に陥れば、多くの食料供給を海外に依存する日本が大きな影響を受けるであろうことは容易に想像できます。
SDGs に掲げられた17 の目標には、持続可能な社会を実現するために、2030 年までに達
成すべき課題が幅広い分野に亘って網羅されています。その中のひとつが目標2の「飢餓
をゼロに」です。
オオスミの使命は「私たちは 地球に暮らす人々に『安全』と『安心』を環境面から提供しつづけます」です。
個人的にはSDGs の理念にも整合する分かりやすい使命だと考えています。「提供しつづけます」の言葉の裏には、常に新しい情報や技術を身に着け、時代と共に変化する環境問題や社会の課題に、柔軟に対応していく必要があるという意味が込められているのだと理解しています。
オオスミは環境の会社ですが「地球に暮らす人々に『安全』と『安心』を提供しつづける」活動の一環として食料問題に貢献できないか、その可能性を探るために、まずはCSR委員会のメンバーやオオスミ有志が農業体験をしてみることになりました。
皆で楽しみながら農業について少しずつ理解を深めよう、というのがプロジェクトの主旨です。
会社の近くの農園で、社長が率先して野菜の栽培を始めているので、その横のスペースで色々な野菜を作ってみる予定です。そして収穫した野菜を美味しくいただき、自然の恵みに感謝することから始めたいと思っています。
時に農業と環境は相容れない関係と言われることもありますが、私たちの農園は当然、無農薬かつ有機肥料で極力、環境に負荷をかけない農法で運営していきます。
今から収穫が楽しみです。