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多くの事業所(会社、お店)に関するニオイの問題が増えている!

ーー1年を通じて、春がいちばん「ニオイ」が気になると聞きましたが、どういうことですか?

相馬|

春になると、皆さん「窓を開けること」が増えますよね。それに比例して、臭いのクレーム件数が増える傾向があります。

わかりやすい例でいうと、マンションのベランダから柔軟剤やタバコの臭いがする、飲食店から出る料理の臭い、工場からの排気の臭いなどです。最近では「香害」や「スメハラ」という言葉も多く聞かれます。ある人にとっては「いい匂い」でも、他の人には「臭い」と感じることはよくあることなのです。

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ーーわかりやすく「臭い」だけではないんですね。夏の方が汗とか体臭とか臭うイメージがありましたが、納得です。 そんなニオイの専門家である相馬さんは「臭気判定士」という資格をお持ちですが、どんな資格なんですか?

相馬|

臭気判定士とは、日本の国家資格であり「悪臭防止法」に基づいて臭気指数を測定し評価する専門家のことです。

嗅覚を使って、さまざまな場所や環境で発生する悪臭を定量的に評価し、悪臭の原因特定や改善策の提案を行っています。 工場や下水処理場、廃棄物処理施設などにおいて、臭気問題を解決し地域住民の生活環境の向上に貢献することが目的です。

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ーー人の「嗅覚」で行うって、ちょっと意外でした!何か測定器を使うものだと...。まさにニオイの職人ですね。

相馬|

だからこそ、臭気判定士は定期的にトレーニングを受けて「嗅覚の精度」を維持する必要があるのです。