241106_1.jpg 横浜市では、プラスチック焼却に伴い発生する温室効果ガスを減らすため、これまで燃やすごみとして回収していたプラスチックのみでできた製品を、プラスチック製容器包装と一緒に「プラスチック資源」として回収し、リサイクルする取り組みを令和6年から令和7年にかけて開始します。

 このような取り組みを実施するためには、プラスチックをリサイクルする会社がより多くのプラスチックを受け入れられるように施設を増やすなど態勢を整えなければなりません。
 そのような時に必要になってくるのが生活環境影響調査、いわゆる生活アセスとなります。

生活アセスとは?

241106_2.jpg 生活アセスとは、上記のようなプラスチックなどの破砕施設やごみ焼却施設、最終処分場など廃棄物処理法に定められた許可施設を設置する際に必要な調査のことです。廃棄物処理施設の種類に応じて、大気汚染、水質汚濁、騒音・振動、悪臭について現地調査や分析、予測・評価を行うことで、周辺の生活環境に及ぼす影響を把握し、その結果に基づいて生活環境に配慮した対策を検討して計画を進めるものとなります。
 専門的な知識や機材が必要になるため、オオスミのような環境コンサルタントが事業者様とご一緒に進めていくことになります。

事業計画の策定が重要です!

 生活アセスを進めていくために、まず必要なのが事業計画になります。ご相談を頂いた段階で、廃プラスチックの破砕や焼却など施設の種類は決まっていても、設置する設備の処理能力や設置位置が決まっていないことがよくあります。

 調査を行う前には調査計画書をもとに行政協議を行い、承認を得た後に調査を実施することになるのですが、処理能力が決まっていないと本当に生活アセスの対象になるのか判断出来ないこともありますし、設置位置が決まっていないと調査位置が決められないため調査計画書を作成することが難しく、調査に着手することが出来ないこともあります。

生活アセスが必要と言われた際には

 生活アセスは廃棄物処理施設を設置する自治体によって手続きが異なります。
 オオスミでは関東、神奈川を中心に多数の実績がありますので、行政に廃棄物処理施設設置の届出相談をされる中で「生活アセスが必要になります」と言われた際にはぜひ何なりとご相談下さい。事業者様と行政協議を行い、調査を実施して、生活環境影響調査書(報告書)の作成までご一緒に実施させて頂きます。 

 調査第二グループ 鮫島