オオスミでは2023年5月に、横浜エフエム放送株式会社、株式会社ピリカと共に横浜市内外近辺における、ごみ分布調査サービス「タカノメ自動車版」を使ったごみ拾い調査を連携実施しました。
この調査は、路上散乱ごみのホットスポットを確認して、今後の清掃活動実施計画に活かすための取り組みです。
自動車×スマホ×AIによるごみ分布調査
『タカノメ自動車版』とは、株式会社ピリカが提供するごみ分布調査サービスです。
車のダッシュボードに取り付けたスマホで、走行中に路上を撮影し、機械学習でごみを検知、マップ上にデータを展開することで、広範囲に道路のごみの分布状況を調査できるソリューションです。2022年にサービス提供開始し、既に地球12周分、51万km分の路上を調査した実績(2023年8月22日現在)があるそうです。
営業&排水サンプル引き取り時に調査
オオスミでは、5月16日~30日までの間、営業グループと分析技術グループが所有する2台の車にスマホカメラを搭載しました。
営業は、横浜市内のエリア担当がお客様を訪問する際、分析技術は、オオスミにご依頼いただいた排水のサンプリングに訪問する際や、サンプル引き取りで事業所を訪問する際に調査を行いました。
2台で延べ15日間の調査で累計撮影距離は380km、撮影枚数は3.5万枚、その画像からAIにより自動検出された<ごみの数>は、なんと<2,583個>でした!
実際に担当した2名の社員からは、今まで車を走らせながら、自分の目で見て気づいていた路上散乱ごみの場所や量と、タカノメ(スマホのカメラ)で撮影した結果が違っていて驚いたことや、AIで解析した結果を見ると、幹線道路沿いに多いことがわかり、渋滞中のドライバーさんがポイ捨てしまうのかも?など、興味深いコメントもありました。
今回オオスミは「タカノメ自動車版」での調査を行いましたが、このプロジェクトでは、学生ボランティアによる「タカノメ徒歩版」の調査も行われています。それぞれの調査データを活用してどういった美化活動へ繋げられるか、今後分析を行っていくそうです。
ちなみに、ごみと言えば、昨年に引き続きオオスミ主催で行う環境イベント『LOUD&PEACE』の今年のテーマは「ごみ問題」です!(昨年は「食×環境」)。
横浜市資源循環局政策調整部3R推進課長の津島 邦宏氏による「数字で考えるヨコハマのごみ~謎を解く7つのキーワード~」や、株式会社ピリカ 代表取締役 小嶌 不二夫氏による「スマホでごみ問題に取り組む「ピリカ」の挑戦」など、7名のスピーカーによるごみ問題のプレゼンを予定しています。
日時は、2023年9月8日(金)11:45〜17:00
場所は、横浜市役所1階アトリウムにて
申込不要&出入り自由のイベントですので、ぜひお立ち寄りください!
(環境イベント『LOUD&PEACE』について詳しくはこちら)