2023年(令和5年)10月1日よりアスベスト調査の法改正があり、事前調査・分析調査を行うものの資格要件が新設されます。
今回私が受講した建築物石綿含有建材調査者(一般)は事前調査を行う上で、必要な資格要件となります。(事前調査が可能な資格は複数あります。)
資格講習受講に向けて
まず行わなくていけない事は、当然ですが講習に申し込む事です。
いろいろな機関がこの資格講習を行っていますが、法改正の時期が決まっているためか、なかなか申し込みが出来ない状況でした。
また私は営業グループに所属している関係で、講習情報が入って来にくい状況でした。自分で小まめにインターネットを見て、どうにか無事申し込む事が出来ました。
資格講習前の準備
資格講習の数ヶ月前にテキストが届きました。
テキストは300ページぐらいあり、少し心が折れました。というのも資格講習の最後には修了試験があり、そこで合格しないと資格を取得出来ないためです。
それから資格講習日まで、全体を一通り学習出来るよう、計画を立てて実施しました。
資格講習の内容と結果
資格講習は2日間あり、3日目が修了試験でした。
参加者の大半は建設業に勤められている方ではないかと思います。
講習内容は普段から業務に関わっている内容が大半のため、すぐに理解は出来ましたが、その中で特に勉強になった点が2つありました。
1つ目は、アスベストの危険性を再認識出来た事です。
例えば中皮腫はアスベストの吸引が原因とされていますが、低濃度のアスベストの暴露でも発症する事がある事を知りました。
2つ目は、建築物石綿含有建材調査者の責任の重さです。
実施した調査結果の責任は、調査者個人に掛かってきます。ですので、当然ですが調査のミスがあってはなりません。
修了試験に無事合格する事ができ、資格を取得する事が出来ました。
ただ、資格を取得出来たからといって実際に調査が出来るかは別の話です。熟練の調査者のもとで経験を積まないと、決して簡単に出来るような内容ではないと感じました。
オオスミにはベテランのアスベスト調査者が大勢います。そのため、お客様も安心してオオスミに発注して頂けているのだと感じました。