オオスミでは、カーボンニュートラルに取り組む企業様を支援する「省エネコンサルティング」サービスがあり、省エネ診断、設備更新の提案、太陽光発電の導入提案、省エネ法の対応支援などを行っています。
今回は省エネ法支援メニューの一つである「エネルギー消費原単位見直し支援」について、そもそも「エネルギー消費原単位」とは何か、また「省エネ」との関係について解説します。
「エネルギー消費原単位」とは?
日々の事業活動をする上で、電気・ガス・油などエネルギーの使用は不可欠です。
会社全体の年間エネルギー使用量が、原油換算で1,500㎘以上の事業者(特定事業者)は、「省エネ法」という法律に則って経産省資源エネルギー庁へその消費量等を毎年度報告する義務があります。
その報告内容の一つに「エネルギー消費原単位」(以下、「原単位」)という指標があります。原単位とは簡単には、分子がその年度の総エネルギー消費量、分母がその「エネルギー消費量に密接な関係のある値」の割り算の数値です。原単位で評価することで、エネルギーを効率よく使用できているかを同じ物差しで比較することができます。
省エネ法の届出における「原単位」分母の重要性
この「原単位」の分母(エネルギー消費量に密接な関係のある値)は、事業者が任意に決めることができます。省エネ法では、過去5年度間平均原単位変化の1%以上改善等も求められており、5年度連続で1%以上の改善が達成されると、優良事業者(Sクラス)として経産省HPで事業者名が公表されます。その他、エネルギー消費量削減の中長期計画の提出も免除されるなど、事業活動上のメリットもあります。
一方で、適切な分母を選択していないと、せっかく省エネ活動をしているにも関わらず原単位が悪化して「省エネが停滞している事業者」と評価されてしまうリスクもあります。
オオスミなら「原単位」の見直しをお手伝いできます
特定事業者のお客様の中には、「省エネ活動の成果が出せているにも関わらず原単位が良くならない」というお悩みを持つ方もいらっしゃいます。
また、「事業内容が複数種類に増えた、現在の原単位分母では良い評価結果がでないけれど、どう見直ししたら良いかわからない」といったご相談をいただいたこともあります。
オオスミでは、お客様からご提供いただくデータ(拠点単位で過去5年度分のエネルギーデータや事業内容に応じた複数の分母候補となる数値データ)の分析結果に基づき、事業内容に応じた最適な原単位分母を提案することができます。
オオスミの省エネコンサルティング
オオスミでは、エネルギー消費量の見える化、CO2排出量等の算出、老朽化した設備機器(空調設備、照明機器など)の更新による消費エネルギー削減量算出から、省エネ法・温対法関連のお悩み解決まで、省エネコンサルティングを通じ、お客様の事業活動をサポートさせていただきます。