私はオオスミで、省エネ診断や地球温暖化対策を担当しています。
自宅でも、冷暖房は使用する部屋だけ、風呂のお湯は少なめ、水道はチョロチョロと...。このように、私は家庭の省エネルギーにも自信を持って取り組んできました。
ところが、この夏、大失敗をしてしまいました。冷蔵庫を急冷してもウインウインと唸っているだけで、温度が下がりません。これは故障かと、家電店に相談したところ、冷蔵庫の両側に隙間がなかった為に、熱がこもってしまい、その分冷やすための電力を多く使っていたそうです。知らぬ間に、大幅なエネルギーロスが起きていました。
第三者の目による省エネ(CO2削減)診断が重要!
近頃、チームを結成して省エネに取り組まれている工場が多く見られます。結果、素晴らしい成果を挙げられています。しかし、第三者の視点から見た場合、さらに新鮮な気付きもよくあります。
ある工場の事例を紹介します。社長は、自信たっぷりに「これ以上の省エネがありますかね」と言われました。しかし、ボイラは空気過剰燃焼、給気ファンは殆どダンパーを絞った状態です。そこでエネルギーロスを指摘し、その場で省エネ効果を検証して見せたところ社長は感激し、調査団員は夕食会に3回招待されました。
また、省エネの可能性は気付かれていても、その削減量や費用対効果が明確でない場合もあります。可能性を明確にしておくと、今後の計画的な省エネ推進に有利となります。
モットーは当たり前のことをしっかりと意識して行うこと
オオスミの省エネ診断は公平な立場で行っています。省エネ機器メーカーやその代理店が自社製品を紹介するために省エネ診断を行う場合とは異なります。
それぞれ特徴がある工場・事業所等にあわせ、最適と思われる省エネ対策を、現在は必要ないものも含めて数多く提案します。理由は、将来に向けてのお客様の選択の幅を広くしておくことが有利であると考えるからです。
設備は、いずれ更新の時期が来ます。機器の高効率化や市場価格の動向によっては、前倒しで更新することも考えられます。お客様ご自身にお選びいただけるよう、複数の機器を提示しています。
また、省エネ設備の選定支援や補助金申請支援など、お客様目線での事業化支援も大切と考えています。
全ては、お客様から"オオスミさんお疲れ様、有難う"のお言葉がいただけますように。