オオスミには、『環境部長®』というサービスがあり、事業所様向けに法令遵守状況、CO2削減、省エネ状況等の調査・診断・提案を行っています。『環境部長®』の中で、私は法令遵守状況の調査業務に携わっています。
法律は、日本や世界の様々な事象・動向を鑑み制定され、その後に改正が行われていきますが、社会情勢に合わなくなり廃止になる法律もあります。
公害に関する法律の誕生とその後の変化
日本の環境問題を考えた時にまず浮かんでくるのは、江戸時代から明治時代の鉱山開発による鉱毒被害です。そして昭和の高度経済成長期になり、様々な健康被害が日本各地で発生しました。その結果、公害防止を目的とした「公害対策基本法」、「大気汚染防止法」、「水質汚濁防止法」、「騒音規制法」等が次々と制定されました。
しかし、次第に自然環境破壊や地球温暖化問題等が顕著化してくると、公害対策だけでは法律の対応が不十分になり、環境問題に対応できる『環境基本法』が1993年に制定され、その施行に伴い「公害対策基本法」は統合されて廃止されました。
つまり、法律は『公害の防止』から『環境の保全』へと変化してきたのです。
日本の法律は幾つあるかご存じですか?
ところで、国内にある法律を幾つ挙げられますか?総務省が提供しているデータでは、2015年3月1日現在でなんと1,935となっています! また、2010年2月からの5年間では、130もの法律が増えています。
法律は、国民の生活や企業活動を支えています
これだけ多くの法律があっても、社会がますます情報化し複雑になってゆけば、法律の数はまだまだ増えるのではないかと感じます。私たちの生活、企業活動の基盤を保護し整備するためにも、法律は不可欠なものだと思います。
オオスミの『環境部長®』業務で対応している法律は、環境や化学物質に関するものに絞られていますが、これからもお客様へ『安全』と『安心』を提供していきます。
ホームページ内には『環境部長®』のサービス紹介動画もありますので、ぜひご覧ください。