環境省では、日本列島の多様な生態系について全国1000ヶ所程度のモニタリングサイトを設置し、長期にわたり、日本の自然環境の質的・量的な劣化を早期に把握する「モニタリングサイト1000」という活動を行っています。オオスミでは、有志のメンバーでその中の1サイトである里地里山の「植物相」と「鳥類」の調査を毎月1回程度行っています。
初めは写真撮影と図鑑調べ
モニタリングサイト1000の調査に参加したばかりの頃は、植物や鳥類についての知識はあまりなく、見つけても植物や鳥類の名前は出てきませんでした。そのため、カメラで植物や鳥類の写真を撮り、帰ってから図鑑やインターネットで調べることを繰り返していました。
この活動から湧いた興味
今までに撮った写真の枚数は10,000枚を軽く超えるのではないでしょうか。そのうち、納得できる写真が撮れたのは1割もないと思います。特に鳥類は被写体が動き回るので写真を撮るのが難しく、「下手な鉄砲も数撃てば当たる」の精神で写真を撮りまくり、そのうち数枚でも良い写真があればラッキーという感じでした。ところがいつしか、鳥の写真にはまってしまい、趣味でも撮るようになりました。写真の腕は急には上がりませんが、時々なかなか良いと思う写真が撮れることもあります。
知識や経験を生かしたい
「モニタリングサイト1000」は長期間にわたって行う調査で、継続的に実施することによって自然環境の変化がわかります。これまでに得た知識や経験を活用し、この調査や仕事にも生かしていきます。カメラの腕も磨いて、素敵な写真が撮れたら、ここで紹介していきたいと思います。
調査第二グループ 末永