「お父さんの仕事はなあに?」
 小さいお子さんをお持ちの方なら、皆さん聞かれたことがあるのではないでしょうか?
もちろん私も聞かれました。
 魚屋さんであれば「みんなの食べるおいしい魚を売っているんだよ」と答えられるでしょう。大工さんであれば「お家を建てているんだよ」と自分の建てている家を見せてあげられるでしょう。
 私はこの質問になんと答えればよいか困りました。
「お父さんは環境調査をしているんだよ」
 でも、小学校2年生の娘にはちんぷんかんぷんです。

お父さんの謎の行動

 環境調査という仕事をしていると、決まった日常とはいきません。
 朝早く仕事に行ってしまう。真夜中に帰ってくる。一晩中帰ってこない。1週間くらい帰ってこない。土日でも仕事に行く。たまに会社の車にいろいろな機械を積んで帰ってくる。今日は横浜、明日は埼玉、来週は東北出張。天気予報をとっても気にする。サラリーマンなのにスーツを着ていかない。(娘のイメージするサラリーマンはスーツを着ているのです)

 娘にとっては全てが謎なのです。

一言では語れない業務内容と面白さ

 確かに「環境調査」という言葉は漠然としていると思います。実際に私の所属する調査第二グループの業務は多岐にわたっています。
 騒音・振動を測る。大気汚染を調査する。川に入って水質のサンプリングをする。船に乗って魚を採ることも。仕事をする場所も工場や事業所、工事現場、道路沿道、川や海など様々です。
 具体的には書けないのですが通常は絶対に入れない場所での測定もあります。地理的には関東近郊がメインになりますが、お客様からご要望があれば日本全国どころか海外までも出かけていきます。

 とにかく一言では語れないのです。
 そして、この業務範囲の広さがオオスミの強みであり面白さでもあるのです。
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環境調査のプロたち

 業務範囲が広いということは各部署にその道のプロがいます。分析のプロ、土壌汚染調査のプロ、騒音・振動測定のプロ、作業環境測定のプロ・・・それぞれのプロが持てる力を発揮し、協力して環境問題に取り組んでいます。
 複数社に依頼しなければならないような案件もオオスミならば1社で対応ができます。
 しかしながら、お付き合いいただいているお客様に「そんなこともやっているのですね」と驚かれ、自社PRが不足していると感じることもあります。
 このブログをお読みいただいた皆様、是非、オオスミのホームページを隅から隅まで見ていただけたらありがたいと思います。何か、お手伝いできることが見つかるかもしれません。

 我々は、我々の行う業務すべてが環境に役立っていると信じています。
 そして「環境調査」という言葉がより一般的になり、小学生でも具体的にイメージできるように広く情報を展開していきたいと思っています。

 父 「娘よ(お客様)、お父さん(オオスミ)は環境調査のプロなんだよ。」
 娘 「やっぱりわかんない」

調査第二グループ 徳正