建材中の石綿含有分析(JIS-1法)を行う時、建材試料を実体顕微鏡で見ながら、石綿繊維を探すことがあります。試料を削る際、石綿等が飛散する恐れがある為、局所排気装置内で行います。
専門に作られた局所排気装置(ドラフトチャンバー)内で顕微鏡を置いて行えばよいのですが、費用的にもサイズ的にも見合うものがありません。
そこで専門業者に相談してオリジナルを作ってみました!
開口面は作業がしやすいように、600×500mmで広くなっています。顕微鏡の後ろにあるのが空中からゴミ、塵埃などを取り除く、へパフィルターです。
サイズは飛散防止を強めるために500×500mmと大きい物を入れてみました。太陽光を取り入れて分析作業ができるように、材質は透明の塩ビを使用しました。
設置した結果、作業性は十分であり使用者からも好評を得ることができました。
細かい修正点(アイデア)はまだありますので、変更等をしていき商品化出来たらよいなと思っています。
今後もいろいろなアイデアを出していきたいと思います。
調査第三グループ 二戸